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虚飾のヴィーナス
森園みるく,村崎百郎
森園みるく×村崎百郎が描く、狂気と美が絡み合う危ういエレガンス・サスペンス。
旧華族の名門に生まれ、T大を卒業し、将来有望なエリート官僚を夫に持つ西園寺華子。その完璧すぎる存在に、人々は畏敬を込めて「女神」と呼ぶ。
一方、高級エステクラブ「オリンポス」で働く松崎綾乃。まだ経験も浅いが、なぜか華子の目に留まり、ある日突然食事に誘われる。憧れの存在からの誘いに舞い上がる綾乃だったが、それは“女神の遊戯”の始まりだった。
「恋人はいるの?」――何気ない問いかけの裏に仕掛けられた罠。綾乃の部屋に仕込まれた盗聴器。その微笑の奥で、華子はいったい何を見つめているのか?
人の心を弄び、愛という名の支配を愉しむ女神。
その気まぐれな戯れの果てに、綾乃を待つのは甘美な夢か、それとも――。
■目次■
女神の憂鬱
女神の悪戯
女神の欲望 -
チョコレートリリー ~隣人は復讐という名の毒をもつ~ 5
村生モト,北村そえこ
タワーマンション25階――
隣同士に暮らす二組の夫婦。
その出会いは偶然か、それとも仕組まれた運命だったのか。
もし、すべてが誰かの手によって描かれた筋書きだったとしたら?
嘘、欲望、裏切り。
4人の関係は静かに、しかし確実に歪みはじめる。
そして、復讐という名の狂気が、音もなく動き出す――。
スパイアプリによって慎吾の裏切りを知った沙也加は、
居場所を突き止め、その場へと駆けつける。
その一部始終を物陰からじっと見つめる視線があった――。
そして沙也加の心を突き動かしたのは、慎吾が残していったほのかな甘い香り。
その香りが、彼女の胸に静かに火を灯す。 -
シンデレラプレイ
村生ミオ
純粋でどこか不器用な、甘くて少し切ない物語。
そんな“初々しさ”を詰め込んだ、村生ミオによる珠玉の短編集。
初恋のときめき、すれ違う想い、触れたくても触れられない距離感…。
読む人の記憶にそっと寄り添う、6つの物語を収録。
ディスコで出会ったジミーとマリアは、互いに遊び慣れたふりをしていた。成り行きで足を踏み入れたホテルの一室――。戸惑いと緊張、そしてほんの少しの期待を胸に、夜が明けるのを待つ中、偽りの仮面の下で揺れる、それぞれの“ほんとうの気持ち”とは――。
■目次■
シンデレラプレイ1
シンデレラプレイ2
ときめきシュプール
ひと夏のラブシャワー
スピーチばる~ん
太陽のパートナー
